読書ざんまいよせい(017)

◎正岡子規スケッチ帖(001)

 「正岡子規スケッチ帖」を購入、木下杢太郎とは違った趣きもあり、眺めていて飽きない。余力があれば、少しづつ紹介する。
 図は、岩波文庫表紙以外は、「国会図書館デジタルコレクション」から、転載した。また岩波文庫での注釈は、一切省略した。

— ここから —
これは蘇山人《ろさんじん》が支那に赴くとき持ち来《きた》りて何か書けと言ひて残し置きし帖なり 其《その》後蘇山人逝きて此《ここ》帖に主なし 乃《すなわ》ち取りて病牀いたづらが(書)きの用に供す 名づけて菓物帖といふ 中に為山《いざん》子の筆に成れる者二枚あるは初めより画《か》きありし也
  明治三十五年七月十六日  病子規

青梅 明治三十五年 六月二十七日雨

参考】「正岡子規スケッチ帖」(復本一郎編)岩波文庫

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です