コロナ(COVID19)のトリアージと言っても、コロナ感染症、インフルエンザ感染症だけではなく、それこそ「ふるい分け」しなければならない方が受診される。先日も、31才の成人障がい者で受診された方がいた。幼少期に脳腫瘍の手術、現在に至るまで、コロナ(COVID19)のトリアージと言っても、コロナ感染症、インフルエンザ感染症だけではなく、それこそ「ふるい分け」しなければならない方が受診される。先日も、31才の成人障がい者で受診された方がいた。幼少期に脳腫瘍の手術、現在に至るまで、ほぼ全面介助の状態。発熱となんとなく日ごろの様子と違うので受診、コロナPCR:陰性、インフルエンザ迅速検査:陰性、酸素飽和度(SpO2)がわずかに低下、血液検査とレントゲンを撮ったところ、白血球増多、炎症反応が陽性、レントゲンにて右肺に全体に拡がる像を認めた。入院適応だが、さあそれからが大変。数件の病院に問い合わせるも断れた。N病院呼吸器内科へ貴院で手術を受けた旨の紹介状を書くも満床とのことで入院できないとの返事。診療所の待合室で待機していただくこと数時間、最後の手段で救急車を要請、救急隊へ入院先をあたってもらうことにした。車が出た後の連絡によると、入院先は、断られたN病院の小児科に決まったとのこと。こんなことになるなら、一番先に小児科を当たるべきだったと悔やむことしきり。到着後には、酸素飽和度(SpO2)がさらに大きく低下、CRPも上昇していたとのこと。本当に家に帰していたらどうなったか、薄氷を踏むおもいだった。
小児科時代から診て、成人となった障がい者はこのように、小児科と成人緒科の「谷間」になることも多くみられる。連続して診療できるような体制が切に望まれる。。発熱となんとなく日ごろの様子と違うので受診、コロナPCR:陰性、インフルエンザ迅速検査:陰性、酸素飽和度(SpO2)がわずかに低下、血液検査とレントゲンを撮ったところ、白血球増多、炎症反応が陽性、レントゲンにて右肺や全体に拡がる像を認めた。入院適応だが、さあそれからが大変。数件の病院に問い合わせるも断れた。N病院呼吸器内科へ貴院で手術を受けた旨の紹介状を書くも満床とのことで入院できないとの返事。診療所の待合室で待機していただくこと数時間、最後の手段で救急車を要請、救急隊へ入院先をあたってもらうことにした。車が出た後の連絡によると、入院先は、断られたN病院の小児科に決まったとのこと。こんなことになるなら、一番先に小児科を当たるべきだったと悔やむことしきり。到着後には、酸素飽和度(SpO2)がさらに大きく低下、CRPも急上昇していたとのこと。本当に家に帰していたらどうなったか、薄氷を踏むおもいだった。
小児科時代から診て、成人となった障がい者はこのように、小児科と成人緒科の「谷間」になることも多くみられる。連続して診療できるような体制が切に望まれる。